不思議な感じ
大阪から10時間かけてヘルシンキへ
最後に飛行機に乗ったのは2年前の帰国のときだなぁ
と思い出しながら、機内サービスをフィンランド語で受け答えし
お気に入りのブルーベリージュースを飲んでご満悦な私。
今回はロヴァニエミへ飛行機で向かいまいました。
電車だと10時間以上かかりますが、飛行機ならさくっと1時間。
のはずが、遅延で空港待機に。
それでもなんとかロヴァニエミのちっさな空港に到着。
ロヴァニエミ空港はちいさすぎて到着も出発も同じフロア。
荷物のベルトコンベアーもひとつだけ。
ついでにそこが到着ロビーだから、お迎えのひとと一緒に荷物を待ちます。
ホストファミリーのIsä(お父さん)とÄiti(お母さん)が笑顔で迎えてくれました。
実家に帰省するのは当たり前で、感動の再会ではないのと同じように
2年も会っていないのに、IsäとÄitiは自然に私を出迎えてくれて
私も普通にフィンランド語を話して「おうちかえろー」といった感じ。
赤いおうちは、ほとんどなにも変わっていなくて
Äitiがケーキをつくってくれていて
お隣に住んでいる3番目のホストのアンネとアルトがワイワイやってきて
私のおかえりなさいお茶会のはずなのに
あっと言う間にいつものようなおしゃべりになって
眠くなったから私の部屋にもどって
外が明るいからブラインドを下ろして
ベッドに入って
(あれ、この間に2年もあるんだよね?)
と、なんだか不思議な感覚にもなりましたが、
(あの1年でここは本当に私のおうちになっていたんだなぁ)
と納得し、時差ぼけに負けてこの日は早々におやすみなさい。
アンネがくれた芍薬とÄitiのイチゴケーキ
卒業式
ご無沙汰しております。
昨日でフィンランドの高校での全学期が終了し
今日は卒業式でした。
卒業式はフィンランドでとても大きなイベントです。
フィンランドの卒業式は春と秋の2回あり
生徒が自分のペースで勉強し、卒業試験に合格した時点で
卒業式に挑むという形です。
ですが、多くの人は初夏であるこの時期に卒業します。
卒業生が3、4年間夢見ているものがLakki(らっき)と呼ばれる
白い水兵さんのような卒業生の証の帽子です。
Lakkiは高等教育機関を卒業したひとがかぶる帽子で
専門学校などを卒業した人はかぶりません。
卒業式では校長先生から証書とLakkiが一人一人へ手渡されますが
Lakkiは各自でお店で買います。30ユーロ也。
式での一番の目玉はLakkiを卒業生がいっせいにかぶる時です。
こんな感じ。
ということで、私も自分の1年間の学校生活からの卒業として
Lakki 買いました!!
こんな感じ。
キメキメで写真を撮るのもお決まり。
若葉の緑と明るい青空が綺麗なこの季節に
卒業するのは、桜がなくても素敵だなと、日本人の私でも思いました。
1年間を通しての振り返りはまた今度。
更新をおさぼりしていた間のイベントも今度。
明日から留学団体主催のヨーロッパ一周ツアーに参加します。
フィンランドとは関係ありませんが更新できたらなと思っています。
お楽しみに!!
最近のロヴァニエミの気候と日照時間
もうすぐ白夜
イースター
今日から月曜日まで、フィンランドでは
イースター休みです。
家中の飾りやテーブルクロスが
黄色に変わり、桜の変わりに
春の訪れを知らせてくれているようです♪
昨晩は教会に行き、ミサ(messu)に参列しました。
フィンランドの主な宗教はルーテル教です。
ミサの途中で全ての飾りや布が、黒くおとなしいものに交換されました。
今日、金曜日は1日黒いものをつかい、明日から鮮やかなものに変わるそうです。
食卓には羊のシチュー、クリームのピラミッド(?)、マンミがならびました。
もちろんマンミは食べませんでしたが(笑)
家の中に小さな春の大地を作ってしまいます!
小さなお皿の上に、1週間ほど前から芝の種をまき、その上に飾り付けをします。
この季節に花瓶に生けられるのは
チューリップと猫やなぎ(柳じゃないけど...)
フィンランド語でPajunkissa(ぱゆんきっさ)
Kissaは猫と意味なので、日本語と同じですね!
ロヴァニエミの気温は4℃ほど
日照時間は日本よりも長くなりました
夏時間もはじまり、雪が溶けはじめました
早く白夜の夏がきてほしいけれど
今日でフィンランド生活8ヶ月目
残り3ヶ月、ゆっくり過ぎてほしいです。
ダンスパーティー
長らくお待たせしました。
最後のホストファミリーに引っ越しをしたり
イベントだらけの2月はとてもばたばたしていました。
1つずつ振り返っていきたいと思います。
2月13日
バレンタインデーの前の日はとっても大きなイベントがありました。
Vahojen tanssit (Wanhat)
直訳すると「古い人たちのダンス」
ですが、これは「これから学校の最上級生になる、2年生のためのお祭り」です。
みんなキラキラのドレスとスーツをきて、ワルツやフォークダンスを踊ります。
新しい行事のようですが、フィンランドの伝統行事ですよ!
9月ごろから週1回放課後に、学校で練習を重ねてきました。
9月に始まるということはその前にはすでに
パートナーを見つけておかなければなりません。
フィンランドの高校は多くの場合、女の子の数が多く
いつも余ってしまう子がいるようで、みんな夏から必死です。
あ、女の子から誘うんですよ.....
私もやっとの思いで、ボランティア精神に溢れた男の子をゲットしました(笑)
ダンスは全部で9種類ほど
ワルツから、ジャズ、フォーク、タンゴ、ロックなどなど
どれもしっかりとした、真面目なダンスです。
男の子は人数が少ないので、1年生、2年生と二年連続参加したりします。
一方、女の子にとっては一生に一度の大イベント!!
気合いばっちりで、お化粧ドレスもばっちり!!
気合いの入れようが違うわけです。
「ちゃんと踊って!」という女の子の喝をよく耳にしました(笑)
当日は午前中に学校で、午後はアリーナに市内にある4校が集まって踊ります。
こんな経験二度とできないだろうなと思う程、キラキラした体験でした。
ダンスは難しいですが、笑顔で踊れてとってもよかったです!
夜は打ち上げでドレスをチェンジして
ディスコパーティに繰り出しましたよ♪
授業でスキー
3学期の終わりのテスト週間です。
フィンランドの高校の授業は選択制なので
各授業にコードナンバーがついていて
1つのナンバーから1つの授業をとることができます。
テスト週間は1日1ナンバーが決められていて
今日はコード2の日、私のコード2の授業は英語だから
今日は英語のテストだな。
となるわけです。
そして昨日は体育の日でした。
体育ではテストはありませんが
テスト週間は普段と違って他の授業がないので大きなことができます。
よって、昨日はスキーでした。
さすがフィンランド
スキーだよー集合場所はここね。
それだけでみんな自分で用具を準備して集まります。
スキーエリアでも、準備ができた人から順番に出発。
コースは自分の好きなものを選び、自分のペースで滑ります。
私は友達と2人で距離は短いけれど、坂のキツいコースを選びました。
途中にいろいろな団体、会社、学校の名前が書かれたポストがあり
中にはノートとペンが。
自分が来た証にサインをするのです。
私もしっかり書いてきました。
ローマ字と漢字の両方。
少し雪が降っていましたが、まったく寒くなく
冷え込む1月には異例のスキー日和でした。
汗をかきつつ1時間半、7キロの道を
友達の足手まといにならず滑り切れました!
フィンランドの整然とした森を滑る
クロスカントリースキーの楽しさ
はじめてわかった気がします。